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e-プロテクタ

e-プロテクタは、インターネット接続なしでサーバをライセンス認証する保護キー (HASP) です。製品によっては、詳細な制限を記録したライセンスファイルを併用します。

e-プロテクタは物理マシンでも仮想マシンでも使用できます。ただし、使用中はライブマイグレーションなど一部の仮想化機能が利用できません。

やり取りするファイル

e-プロテクタの設定や保守にあたっては、販売代理店を通じてアスプローバ社と複数のファイルをやり取りします。ファイル名は決まっており、XXXX にはシリアル No. が入ります。

ファイル名称方向用途
フィンガープリントファイルasfingerprintXXXX.c2vお客様 → アスプローバ社キーを紐付けるマシンを識別します。
認証ファイルaslicenseXXXX.v2cアスプローバ社 → お客様そのマシン上に e-プロテクタを作成します。
バックアップ版の認証ファイルaslicenseXXXX_backup.v2cアスプローバ社 → お客様バックアップ版の e-プロテクタを作成します。
作成ログファイルascreatelogXXXX.c2vお客様 → アスプローバ社認証ファイルを適用したことを記録します。
キャンセルファイルascancelXXXX.c2vアスプローバ社 → お客様キーを解放し、移動できるようにします。
キャンセルログファイルascancellogXXXX.c2vお客様 → アスプローバ社キャンセルファイルを適用したことを記録します。
注記

本ドキュメントでは、認証ファイル(.v2c)と、製品によって併用するライセンスファイルを、別のものとして区別して記載しています。

ドライバのインストール

e-プロテクタを読み取るには、事前にドライバをインストールする必要があります。コントロールパネルの 設定 タブからインストールしてください。ドライバがない場合、サーバは「ドライバがインストールされていない」エラーを報告します。

マジックナンバーによる有効化・更新

e-プロテクタの内容(有効期間を含む)は、Asprova から提供される マジックナンバー を適用することで更新できます。期限切れのキーの更新や、キーがライセンスする内容の変更に使用します。マジックナンバーを入力する際は、コピー&ペーストの誤りに注意してください。

バックアップライセンス

バックアップライセンスは、主となる e-プロテクタが利用できないとき(キーの紛失・破損、あるいは交換中など)に、緊急でサーバを稼働させ続けるためのライセンスです。

バックアップライセンスの利用は、2つの段階に分かれます。

  1. バックアップ版の認証ファイルを適用する。 販売代理店から受け取ったバックアップ版の認証ファイル(aslicenseXXXX_backup.v2c という名前)をサーバに適用します。これにより、後から有効化できるバックアップ e-プロテクタがインストールされます。有効化するまでは、バックアップはサーバの起動に足るだけの最小限(プレースホルダ)のアクセスしか提供せず、通常の利用はできません。
  2. 必要になったときに有効化する。 有効化すると、バックアップライセンスは 3週間 のあいだ、制限なしで利用できるようになります。有効化は一度きりの操作で 取り消すことができない ため、実際にバックアップへ切り替える必要が生じたときにのみ有効化してください。有効化後は有効期限まで有効で、期限を過ぎると、サーバには再び有効な主ライセンスが必要になります。

インストール済みのバックアップがまだ有効化されていない場合、サーバは、使用する前に有効化する必要がある旨を報告します。すでに有効化されたバックアップを、再度有効化することはできません。

有効期限

キーの有効期間が終了している場合、またはまだ開始していない場合は、マジックナンバーでキーを更新するまで、ライセンス対象の機能はブロックされます。

仮想マシン・クラウドサービス

仮想マシン技術をご利用の際は仮想マシンごとに認証が必要です。下表の仮想マシンソフトウェアとクラウドサービスに対応しています。ただし、ハードウェア情報が変更されるような機能を使用された場合、別のマシンに変更されたと判断され、e-プロテクタを認識できなくなる可能性があります。

VMWare ESXi
4.x, 5.x, 6.x, 7.x
VMWare Workstation
15, 16
Microsoft Hyper-V Server
2008, 2012, 2016, 2019, 2022
Microsoft Azure
Virtual Machines
Xen Project
4.12
Amazon Web Service
EC2
Google Cloud Platform
Virtual Machines
e-プロテクタの利用

以下の機能を用いて仮想マシンを変更した場合、e-プロテクタが認識できなくなります(×: 使用できない組合せ)。

VMWare ESXiVMWare WorkstationHyper-V ServerAzure VMsXen ProjectAWS EC2Google Cloud
ライブマイグレーション××××
ホットスタンバイ×××××××
仮想マシンの複製(クローン)×××××××
スナップショットからの復元×××××××
インスタンスとボリュームの組合せの変更×××
  • ライブマイグレーション:ある仮想マシンで稼働している OS やソフトウェアを停止させずに、丸ごと別の物理コンピュータに移動させることを指します。また、仮想マシンモニタなどが持つそのような機能です。
  • ホットスタンバイ:機器やシステムを冗長化して信頼性を向上させる手法の一つで、複数の系統を常時稼働状態に置き、一つに異常が生じると即座に他の系統に処理を引き継ぐ方式を指します。類似する方式として、停止状態から起動して処理を引き継ぐコールドスタンバイなどの方式もあります。
  • 仮想マシンの複製(クローン):特定の時点の仮想マシンの複製を作成する機能を指します。Amazon Web Service EC2 で、e-プロテクタ認証後に Amazon Machine Image (AMI) を作成して、別のインスタンスで仮想マシンを作成した場合は e-プロテクタは認識されませんので、再度認証の手続きを行なっていただく必要があります。Azure も同様です。
  • スナップショットからの復元:特定の時点における仮想マシンの状態、ディスクデータ、および構成に関する、ファイルベースのスナップショットを指します。
  • インスタンスとボリュームの組合せの変更:Amazon Web Service EC2 や Azure などにおいて、仮想マシンのインスタンスとボリュームの組合せを変更することです。仮想マシンのインスタンスタイプの変更は可能です。

e-プロテクタが認識されない場合

e-プロテクタに関連するアプリケーションが DEP やアンチウイルスソフトに誤って動作を制御され、e-プロテクタが認識できないことがあります。このような場合、DEP やアンチウイルスソフトにて、以下のファイルを制御対象から除外して動作をご確認ください。

C:\Windows\System32\hasplms.exe

e-プロテクタを認識するために、Sentinel LDK License Manager サービスが必要です。Windows のサービス一覧にこのサービスが見つからない場合は、Asprova My Schedule を再インストールしてください。

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